ハンバーグ

[ 記事番号:24 (2003年3月16日(日))]
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別に、ハンバーグが嫌いなわけじゃない。
嫌いなわけじゃ・・・ない。

〜1日目〜

この間、東京に行ったときのこと。
友人と渋谷で昼食をとることになった。
ロコモコが食べたいという友人に付き合い、
ロコモコ専門店へ。

ロコモコといえば、
御飯の上に‘ハンバーグ’と卵がのっているというスタイルが一般的な
ハワイ名物の料理。

実はあまりお腹が空いてなかった点を除けば、
申し分のない昼食♪


〜2日目〜

姉夫婦と夕食。
わざわざ、東京にきたのにもかかわらず
何故か、ハンバーグレストラン‘びっくりドンキー’に行くことに。
やったー!ハンバーグだー!
と、皆で浮かれて店内へ。

空腹というのもあって、
ノリノリでハンバーグを注文する!


〜3日目〜

また友人と新宿近辺で食事。
どうしても連れて行きたいオススメの、
絶品料理を出すお店があると言われ、
着いたところはお好み焼き屋さん♪

がしかし、何故か
『ココのハンバーグを食べてみてッッ!』
と目を輝かせる友・・・。

でも、心を鬼にして、
東京に来てから連日ハンバーグを食べている
ということを打ち明け、
何とかお好み焼き(ブタ玉)を注文する。

しかし注文後、
「一口でもいいから、ハンバーグを食べてほしかった・・・」
と肩を落とす友人。
そんな姿を見ていられず、
思わず、
「じゃあ、ハンバーグにしとけばよかったなぁ」
と、口走ったのが
命取り。

『よかったなぁ』の『な』の字を言い終わる前に
「ブタ玉をハンバーグに変更ですっっ!」
と叫ばれ、
3日連続ハンバーグ・・・。


〜4日目〜

東京名物ってハンバ−グだったのかな?
との印象で、福岡に帰る。
帰るや否や、友人に食事に誘われ、
付き合うことに。

疲労で食欲がなく、
「何でもいいよ」
と投げやりになってしまったのが・・・
再び、命取り。

気がつけば、はたまた‘びっくりドンキー’の駐車場だった。
ここで、ありえない4日連続ハンバーグ・・・。


〜5日目・昼〜

またその翌日、仕事が忙しすぎて、
お昼を取る時間もろくになかった。
でも、何か口にしなければ!と
急いでほっかほっか亭にに駆け込む。

とにかく時間がない!
『早くできるお弁当をお願いしますっっ』
と叫んだのが・・・
これまた再びの、命取り。

「では、ハンバーグ弁当になりますねー!」
と返され絶句した。
・・・・。
さすがにもう無理だった。

午後からのテンションを上げてくれそうなお弁当を取るか、
体内がミンチで埋め尽くされても、早い時間を取るか・・・。

悩んだ挙句、
「ハンバーグは、もう勘弁してください・・・」
と、涙ながらに訴えた。


〜5日目・夜〜

結局、仕事が片付かず、
深夜まで会社に残る空気になってきた。
夕食は、夜勤の人達と同じお店の出前になるな、
と覚悟していた。

しかしその日の夕食は、
私の中でハンバーグが一押しのお店に出前を頼む
という連絡が入る。
もちろん他のメニューもあるのだが、
ココまでくると
もう何を頼んでも、何かと理由をつけて
ハンバーグを食べさせられるような気がして、
仕事道具を抱え、
逃げるように帰宅した。



嘘のような本当の5日連続ハンバーグ恐怖体験。


「背中に『ハンバーグをください』という紙が張ってあるのでは?」
といった
いつもなら笑い飛ばす程度の脅しにも、
思わず反応して
背中を鏡でチェックしたほど、
怯える夜を一人過ごした。

胃に未消化のミンチを
まだ幾分か抱えながら・・・